細菌性赤痢は、グラム陰性桿菌である赤痢菌属の細菌が起こす感染症で、血が混じった下痢が頻繁に出て、痛みや発熱などの症状を伴います。 赤痢菌は世界中の多くの地域で下痢の原因となっており、衛生状態が悪い地域で流行しやすいとされています。
細菌性赤痢は小児が感染しやすく、症状も大人より重症になりがちです。細菌性赤痢は、菌が大腸に侵入するので、腸が腫れてしまい、表面に潰瘍ができることもあります。細菌性赤痢の症状は、腹痛と下痢が一般的で発熱する事もありますが、嘔吐はまれです。
排便時に痛みを伴い、便通が増えるので、体重は減少して脱水症を伴います。脱水症は子供や衰弱している人の場合、ショックを起こして死亡することもあるので、はやめの治療が必要です。
赤痢菌の治療は下痢が原因の脱水症状と、栄養失調の回復が中心に行われます。ほとんどの場合、抗生物質を使わなくても1週間程度で回復しますが、重症になるとさらに長引くこともあります。 細菌性赤痢は日本では、戦後は感染者が増大しますが、近年では衛生状態もいいので、感染者はすくなくなっています。
赤痢は感染源が人なので、衛生面の向上で発生は減少し、アジア地域などは未だに感染者が多いとされています。ただ、日本でも完全に感染しない訳ではなく、戦後に牡蠣によって集団感染した事もあります。赤痢は抗菌薬でほとんど治療が可能で、軽症の場合は入院しなくても治療が可能です。
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