感染症の基礎知識
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感染症の基礎知識

病原体

微生物は、私たちの身の回りに数えいれないほど存在しており、さらに、私たちの皮膚にもたくさんの細菌が存在しています。腸には乳酸菌や大腸菌がいる事で有名ですが、人間の体内は適度な温度と湿度で保たれ、栄養が豊富にあるため、細菌にとってもよい環境であるとされています。

腸内には、約400~500種類の細菌が住みついており、腸には100兆個以上もの腸内細菌がすみついていて、人間とうまく共存しています。このように、常在細菌は人体に悪影響を与える事なく、むしろ、そのほかの病原体の侵入を防ぐといった働きもあります。

ただ、普段は上手く共存している常在菌も、人の免疫機能が低下し抵抗力が弱まると、感染症の原因になる事もあります。 このような常在菌もに対して寄生虫は、人や動物の体内に寄生して、宿主から栄養をもらっています。

寄生虫は宿主なしでは生きていくことができず、宿主に害を及ぼします。近年、日本は衛生面がきちんと管理されていますが、昔の日本では多くの人が回虫などの寄生虫に感染しており、ほとんど自覚症状もないままであったとされています。現代は、農業では化学肥料が使用され、下水道や水洗便所が普及したことで衛生的な生活を送れるようになり、回虫などの感染者は国民の1%にも満たないと言われていいます。

しかし、ウイルスや細菌といった病原体は、いまだに多く存在しており、空気感染や飛沫感染などで感染する可能性が非常に高いです。人間と菌は、上手く共存している面もありますが、病原体となる菌に感染すると命を落とす危険もあります。

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